書道普及協会活動レポート
〜中国・杭州をたずねる〜

2008文化団体代表者(杭州)視察団へ参加

訪問期間 2008年3月12日(水)〜 15日(土)
訪問都市 中国浙江省杭州市(HANGZHOU)
企画団体:杭州市旅游委員会>>
企画手配:杭州市旅游委員会日本連絡事務所
特別協力:ANA
現地受入:杭州招商国際旅游公司




目次  アイコンをクリックするとレポートへ飛びます。

成田から中国へ
中国で見かけた漢字
杭州グルメ〜食は杭州にもある〜
杭州の街並みと文化
杭州のお土産
中国での金銭感覚
杭州市旅游委員会歓迎会(杭州市旅游委員会/ANA杭州支店)

書道と文化交流
中国の書道事情
西冷印社
 西冷印社会員や浙江省書法家協会と交流
 中国・杭州の旅で一番幸せだったひととき
早朝の西湖で書道を愉しむ風景
西湖を詠った自作の詩〜杭州は愛の都〜
 西湖にまつわるラブ・ストーリー/蘇小小之墓
杭州青少年活動中心
 巨大公民館(遊園地付き)で、仲むつまじい親子の姿を見る
潘天寿美術館
 中国画の大家、潘先生の作品を拝見
中国美術学院
 同い年の日本人女性と関西弁の中国人に出会う
蘇東坡記念館
 詩人でもあり書家でもある蘇東坡先生はグルメな人。東坡肉の発案者。
韓美林美術館
 韓さんは北京オリンピックのデザインを手がけた
浙江老年大学
 超セレブシルバー向け生涯学習センター
文蘭中学校クラブ活動視察
 超豪華校舎でお坊ちゃま・お嬢様がお勉強にいそしむ
浙江省博物館
 中国7000年の歴史

杭州観光
河坊街歴史文化街
 中国の浅草と呼ばれる、古くて懐かしい商店街
「西湖の夜」(歌舞・雑技)鑑賞
広興堂国医館
 鍼・お灸・マッサージの医療現場
夜店露天雑貨市場
 ぼったくり当たり前の夜店で値切りゲームを体験
黄龍洞民俗園
 縁結びで有名
中国茶葉博物館
 抹茶は中国が発祥の地。お茶の歴史やマナーを学ぶ
シルク専門店

写真撮影:栗田さん>>
美しい写真は、元カメラマンの栗田さんが撮影しました。
たくさんの写真をご提供いただきありがとうございます!


  
成田から中国・杭州へ

ひさしぶりの海外旅行。
はじめての中国。
ちょっとドキドキします。
 

いよいよゲートへ

43番はNY行きの飛行機。
隣に乗りたい衝動を抑える。。。

ほんの3時間で到着。

あっという間なので遠くへ来た実感はないけど、異国の地なんだなぁ。

杭州でガイドをしてくれるのが、愛称ペコちゃん。
いつもニコニコしていて、本当にペコちゃんみたいでかわいい。

  
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中国で見かけた漢字

当たり前だけど、
街で見かける文字は漢字・漢字・漢字。
空港で預けたスーツケースを受け取ろうと待っていると、
「東京成田」の「東」が草書になっている。
簡体字でも、こういう書き方をしてくれると日本人でも分かるので身近。
とはいえ、草書って、日本ではまだ直筆でしか使われない書体。
こうして印刷になっていると不思議な感じもする。


空港のコーヒーショップ。
頂点=ベストとか、一番美味しいっていう意味なんだろう。
言語がわからなくても意味を想像できると楽しい。


ケンタッキー・フライドチキン。
当て字で「肯徳基」。
中国人は、外来語も自分の国の言葉に置き換えて使うのだという。
母国語に誇りをもっているのだ。
日本人はすぐにそのまま使っちゃうのに。


マクドナルド。これも当て字。三文字目はわからない。。。


レストラン内のお手洗いのドア。
こういう使い方をするとは、なかなかおしゃれ。
 

バスの中から見えた、不思議なお店。
「肉酷」と見えたので慌てて撮ったら「内酷」。何が酷いのだろう?
いずれにしろ、何屋さんだったのかは不明のまま。
※後日談:中国出身の人に聞いたら、「酷」は音読みの「クー」に当ててCOOLという意味になるそうだ。内側(面)がCOOL=インナーウェアのショップじゃないかということだった。驚き。


安全に出られますよ(^.^)という意味で使っている中国と、
非常時にここから逃げろ!早く!という意味で使っている日本。価値観の違い?


「一般大衆」という意味で、しかも商標登録されているのだという。
中国で「老」がつく熟語をいくつか知ったが、この漢字は悪い意味じゃないどころか、「敬う」という意味になる。同じ漢字を使っているのに、これだけ意味が違うなんて。


「門耳茶坊」
「門耳」とは「いつも門に耳をくっつけて、お客様をお待ち申しています!」
歓迎の気持ちがこめられているのだそうだ。なるほど〜。


ホテルのクッションも漢字。楷書だけどおしゃれ!


部屋に飾ってある額も書道。流れが上手い。


ホテルのロビーにひらがなの詩が。
意味を見ると、中心から左に書いてある漢詩の日本語訳が右半分に書いてある。
杭州にある有名な湖・西湖を詠った詩。
岐阜市との友好の印のようだ。

 

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杭州グルメ

杭州ではメンバー全員でバス移動をしていたので、
自分の足で杭州の味を探すことができなかったけど、
どれも脂っこすぎず、しょっぱすぎず、野菜も多くて
日本人の口に合う料理ばかり。

2日の昼食は「江南阿二」へ。


とにかく量が多い!
どんどん出てきて、テーブルはあっという間に料理でいっぱい。
このランチコースで一人60元。
日本円でおよそ1,000円です!


不思議なことに、なぜか最初にデザートが出た。
杭州の習慣なのか、それとも間違い?
こちらはスイカとサトウキビ。
春のスイカでも、甘くて美味しい。
サトウキビは子供の頃に食べた以来だったのでなつかしい〜〜。

驚きの真実は、中国には杏仁豆腐がないということ。
あれは日本人が作ったオリジナル・デザートなのだそうだ。
大好きな杏仁豆腐を本場中国で味わおうと思ったのに、ないなんて残念。
昔、日暮里で食べた亀ゼリーこそが、実は中国発祥だった。

レバニラ炒め。絶品!


茄子の炒め物。杭州では、必ずといっていいほど茄子の炒め物が出た。
味付けが濃い目で、東北人には好みの味♪


豚かな?
細切れの骨付きスペアリブの炒め物。辛くて美味しい!
ちょうど辛い物が食べたくてそわそわしていたころだったので嬉しかった。


鶏肉の炒め物。今日のランチの中では一番美味しかった。


見てください。崩れそうな饅頭を。
ウエイトレスさんが、ゆらゆらと揺らしながら持ってきた、大量の饅頭。
中に豚バラの炒め物(写真右)を挟んで食べる。美味♪
 

おなかいっぱいでお店を出て、バスまで歩く。
ガイドの孫さん(ペコちゃんではない)に中国人の日常の食事を聞いてみた。
「普通ですよ〜。野菜炒めかな〜。えーと、醤油と塩で味をつけて・・・」
日本人が寿司や天ぷらを毎日食べないように、
日常のゴハンも日本人と何ら変わらないようだ。

ちなみに、中国人の若者はレトルト食品が主流。
チンしてすぐ食べれるメニューが人気だとか。
どこも国も一緒だね。いいんだか悪いんだか。


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ホテルではバイキング形式で好きなものを好きなだけ食べれる。
白身魚入りのお粥が特に美味しかった。
お粥コーナーに添えてある怪しい粉末は正体がわからないのでかけなかったけど、そのまま食べても充分美味しい。


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3日目の朝食。
1日目・2日目に美味しくて大量に食べ過ぎたせいで、オナカが空く暇がない。
そのうえ、オナカが二段・三段と増え続けている恐怖もあり、こんな量で済ませた。

左上から時計まわりに、
・野菜を小麦粉で作ったシートに巻いた春巻き。トマトソース味
・中に何も入っていない饅頭。粉好きにはうれしいメニュー
・黒米を蒸したもの。底に、うっすらと餡子が入っている。おかわりしたくなるほど美味しかったが、もう入らない・・・。哀しい。
・セロリの炒め物


*******


3日目のランチ。麗府南山路店にて。
中国の烏龍茶は緑色。茶色に決まってる!と思っているのは日本人の偏見。
このグラスにお湯を継ぎ足してもらい、何杯でも飲める。
葉っぱを避けて飲むのは慣れない感覚だが、すっきりして美味しい。


えんどう豆とハム(腸詰のような甘い味)の炒め物。
さっぱりして美味しい。


さやいんげんの炒め物。これも、杭州では茄子と同じぐらいの頻度で登場。


豆腐のあんかけ。見た目よりあっさり。


豚バラごはん。杭州で食べた中で一番美味しかった!
お肉ももちろんだけど、下のごはんにタレの味がしみこんでいて幸せ♪
朝に悩んでいた胃袋事情などこの瞬間にはすっかり忘れ、おかわりに忙しい。


お肉の炒め物? すでに記憶がうすれています・・・。


茄子。ここでもかかさず登場。濃い目でおいしかった。


イカとニラと玉ねぎの炒め物。


小さい骨つき肉のから揚げ。絶品♪


全員に好評のかぼちゃのから揚げ。松の実がのっている。
銀座のちゃぼうずで食べた、ごぼうのから揚げに似ている。
衣がさらっとしていて不思議な触感。このレシピを知りたかった。



*******


路上でリヤカーを引くおじちゃんが、ドライフルーツを売っていた。
なぜか中国人にまちがわれ、ベラベラと話しかけられ戸惑う。
一向にとまる気配がないので、そろそろストップさせようと
適当な言葉をオウム返ししたら「ねぇ、買ってよ」というセリフを真似たらしい。
みんなに笑われ、うっかり真似るものじゃないと反省。
でも、猛烈な勢いのセールストークはストップできたので満足。

このドライフルーツをM先生が購入。
M先生は中国出身なので、リヤカーのおじちゃんとも普通に会話できる。すごい。
そして、全員におすそわけしてくれた。


龍眼という果物。味はライチに似て美味しい。いくつでも食べれます。
ドライ龍眼は干し柿のようだった。


ドライ・ライチ。龍眼より、もっと甘い。おいしい〜〜


杭州の珍味。鶏の足。
今回のメンバーに大人気で、これを大量に買うために、わざわざバスでスーパーマーケットに寄ったほど。
ゼラチン好きにはたまりません。
ちょっとあたためた方が食べやすいかも。

 

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杭州の街並みと文化

中国はチャリばっかりと思いきや、自動車が日増しに増えている。
道路工事が間に合わず、街は渋滞だらけ。
日本車では日産・トヨタが人気で10万〜15万元(約160万〜250万円)で買えるそうですが、中国ではおよそ年収1年分。
まだまだリッチな乗り物です。

中国で安全に道路を渡るコツは「走らないこと」。
の〜んびり歩いて渡れば、車も止まってくれる。
そう、この写真の人たちのように。
マイペース、マイペース♪

でも、あきらめずにチャリばっかりの風景を探す。
見つけた!
これこそ、私が思い描いていた中国!


ちょっと待って。
原付の人がノーヘル。
そして、おまわりさんも知らんぷり。
ノーヘルOKなの?


中国で一番危険な乗り物は電動自転車だと教わった。
半分とまではいかないが、かなりの割合の人が電動に乗っている。
無音で、しかもものすごいスピードで走ってくるので、うっかりしているとひかれそう。


トロリーバス。日本でも昔は走っていたそうだ。



運河。中国では最大の人工運河だそうだ。



セレブ農民の家。
ちょっと前まで、中国ではディズニーランドにあるような洋風の家が流行っていた。
そのころに建てられた一戸建て。
ここに2〜3世代の家族が住んでいる。

でも、これはほんの一部の人たち。
貧富の差は広がっている。

じっくり歩くことはできなかったが、こういった路地で静かに暮らしている人たちもたくさんいるのだろう。


中国では今でも「一人っ子政策」が行われている。
ただ、少しずつ緩和されてきており、一人っ子同士が結婚すれば2人まで子供を作って良いのだそうだ。
しかし公務員は別。2人目ができるとクビ!(怖〜)

中国には不思議な風景がいっぱい。
歴史的な建築物の背後に、森ビルのような最新の建物があったり、


わたしたちが宿泊したきれいなホテルの横で、


洗濯しているおばちゃんと、干しているお姉さん。
 
そして赤いパンツが干されている風景をよく見かけた。
縁起物?

赤は縁起が良い色とされているので頻繁に使うのかと思えば、ポストは緑色。


中国には8頭身のニセドラがいるという噂だが、これは本物。
日本のアニメは大人気なのだそうだ。
クレヨンしんちゃん、ちびまるこちゃんなどなど。


日本にもある、大好きなショップ♪ スタバもあります。
 

「武林路時尚女装街」
女装した男性たちが集まる街・・・。
中国では今でもカミングアウトしやすい風潮ではないので、密かに通っているとか。
それにしては堂々とした入り口。
・・・と思っていたら、女装とは「女性の服装の街」なんですって。
ちょっと残念。


中国で傑作の一枚。
バスで移動中に、発泡スチロールの塊がゆさゆさと前進しているのが見えた。
追い越してから振り返ると、おじさんがリヤカーで引いている。

左のおじさんが、自転車を止めて凝視している(笑)。
中国でも珍しい風景なのかな。

おじさんがんばれ!


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杭州のお土産

河坊街歴史文化街で買った、龍の絵が描いてある木製のケース。
何を入れるものなのか分からないが、なんとなく惹かれて買ってしまった。
同じ棚に風水盤なども置いてあったので、風水グッズのひとつ???
 
そして包装に驚いた(写真右)。
いらない広告で適当に包み、梱包に使うビニールテープでぐるぐる巻きに。
引越しの荷物あるいは危険物みたいなラッピング。

夜店露天雑貨市場で買った、母へのお土産。
水晶のボトルに描かれた絵は、
なんと筆をボトルに差し込んで内側から描いているのだそうだ。すごい!
定価の3分の1まで値切りました(笑)。



中国茶葉博物館で買った、バラ茶。
見た目と薫りに
惹かれて購入。


杭州メンバーで大人気の鶏の足を買いに、
大型観光バスでスーパーマーケットへ連れていってもらった。
足だけで10種類近くのメーカーが販売している。
漢字を見ただけでは味が分からないので、ガイドのペコちゃんにくっついて店内を散策。
ちなみに鶏の足は萬隆というメーカーのがおすすめだとか。
右は、ペコちゃんおすすめのお菓子。たったの1.89元(約33円)。
かりんとうみたいな素朴な味で、食べ始めたらあっという間になくなっていた。
 

スーパーではあらゆるものが売っていた。
スッポンがあるのは理解できたけど、普通のカメも鮮魚コーナーに・・・。
ペコちゃんが「中国人は4本足のものならテーブル以外、なんでも食べます」
と言っていたのはもしかして本当なのかしらと立ち止まっていたら、
カメの横で売られていたウナギに水をかけられた。
ここの鮮魚たちの活きは抜群 (-_-;)

ところで、このスーパーで大失敗をしてしまった。
追加でクッキーを買いたいからと、皆と別行動したのが運のツキ。
お店を出たら、金華ハムとクッキー2箱が袋に入っていない(T-T)
あぁ、幻の金華ハム・・・。

・・・結局、お土産のクッキーを空港でふたたび買うこととなったのでした。
カロリーメイトのような、しっとりクッキーのような。。。



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中国での金銭感覚

中国では人民元という貨幣を使う。
視察旅行中のレートでは1元が16〜17円。
円への換算がしづらくて買い物する時に苦労したが、
中国の物価はとにかく安い!

・缶ビール
・ミネラルウォーター
・オレンジピールのおつまみ
3点で2.98元。

・足つぼマッサージ80分コースで88元。

・金華ハム 26元(300gはある)

驚くばかりの安さです。

中国で暮らしたらどんなに楽な暮らしができるかと想像したが、
青少年活動中心>>で書道の先生をしたら収入は1日10元。
やはり、それなりです。

ありがたい物価に慣れた頃、
最後の買い物で打撃を受けた。


空港内のコーヒーショップで買ったアイスクリーム。
これ、いくらだと思います?
76元ですよ、76元!
日本円なら1200円超。

いつもなら買わないのだけど、
どうしてもアイスクリームが食べたくて76元のアイスを購入してしまったのでした。
中国での書道講師8日分のお給料と思うと痛い。


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杭州市旅游委員会歓迎会(杭州市旅游委員会/ANA杭州支店

3日目の夜、杭州市旅游委員会の方々が歓迎会を催してくれました。
杭州新世紀大酒店にて。レストランの名前もすごい。


委員会の方とANA杭州支店の方がご挨拶。
お偉いさん達は向こうのテーブルへ。
日中友好についての難しい話をしている様子。
わたしたち側のテーブルは気楽に世間話をしながら楽しくお食事会。


たくあんのようなもの。
かなり美味しい!
お土産に買いたかったぐらい。
 マッシュポテト?
 いろいろな味があって面白い。

 

肉の炒め物(激辛)。
刺激たっぷり。
美味しい。


 東坡肉(トンポーロー)!
 杭州では3回目。何度食べても美味しい。
 さすが発祥の地。

 東坡肉の逸話はこちら>>
  

最後の夜だったせいか、杭州の旅の中では一番豪華だった。
もう食べれない!と思っていても、入ってしまうものですね。
おそろしいぐらいの脂肪を抱えて帰国します。


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